評価する側の想像を超える事

最近、自分の仕事とそれに対する評価について、考えさせられてしまう機会が多いので、こういう記事が気になります。

プロレスにおいて、最もファンが沸くのは自分の願望に近い動きをレスラーがしてくれた時である。プロレスファンは想像力が豊富である。ファンなら、一度は観客を驚かす技の一つ二つ、あるいは観客を沸かす試合展開を頭の中で創作したはずである。そういう意味ではプロレスラーは常にファンの想像とも闘って行かなければならない。

しかし、想像以上のもの、想像すらしないものを見せてはどうなるか・・・

人間は頭の中に記憶や比較の材料が無い物を目の前に出されると呆気にとられる。呆気にとられたファンが、これはすごい事なのか何なのか、比較する材料も記憶も無い中、館内を包むのは静寂だけである。

出典:別冊・プロレス昭和異人伝
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/likeawrestler/article/11