"Joost"で観るIGF（プロレス）
アントニオ猪木が新日本プロレスから離れ、独自に立ち上げたプロレス団体IGFですが、"Joost"というブロードバンド配信サービスの中に、IGFの試合を無料配信するチャンネルができたようです。"Joost"で動画を観るには専用ソフトをインストールする必要があり、ちょっと怪しげな風体ですが、いまのところ安全に動作しています。
これまでの興行のうち、最初の三回分が既に配信されており、通して観たのですが、総合格闘技ともショー・プロレスとも異なる「約束事のない（あるいは最小限の）プロレス」の面白さがあります。イチオシは小原道由選手（怒ると頭突きで相手をKOする！）と、プロレスになると黒のショートタイツで登場するジョシュ・バーネット選手です。
特に"Genome 2"は、カート・アングル対ケンドー・カシン戦までは凄く面白いのだけど、最後に安田忠夫対小川直也戦がグダグダになったせいで、パッとしない印象になってしまったのが残念。今の格闘技の技術と、昭和のプロレスの精神で、プロレスルールの試合をする、ということに、選手も観客もまだまだチャンネルが合わないのかもしれませんが、僕は凄く可能性を感じています。
